
阿蘇烏帽子岳や杵島岳は、登山をしたことがなくても熊本の人なら一回は間近に見ている山だよ。「あぁ!あの山が!」と納得するかも。そう、あの山だよ🏔
今から、草千里から見えるあの山について紹介していくよ!
登山しなくてもかなり楽しめる場所だから、
ぜひ知っておいてほしいな。
Contents
阿蘇烏帽子岳(標高1337m)あそえぼしだけ 熊本県
山の概要
熊本県阿蘇郡南阿蘇村にある標高1,337mの山。複式火山である阿蘇五岳の一つ。
烏帽子岳のウィキペディアより引用
見どころ
✅草千里の牧歌的な風景はいつ行っても癒される
✅頂上からの阿蘇中岳は迫力あるのでパワーをもらえる
登山適期
通年可
山中の水場やトイレ情報
特に水場はない。登山口の草千里でトイレを済ませておく。
問い合わせ先☎
【山情報】南阿蘇村企画観光課商工観光係
℡0967-67-1112
【駐車場】自然公園財団阿蘇市部(草千里駐車場管理)
℡0967-34-2171
※電話番号をタップすると電話がかかります
山の地図

阿蘇烏帽子岳は、観光で阿蘇の草千里を訪れたことがある人は、目にしている山だよ。草千里を見ていると後ろにそびえている山だ!
ちなみに、草千里の裏にそびえている山は杵島岳だよ。
草千里駐車場登山口(標高1138m)
登山口の位置情報(緯度・経度)
[32°53′07″] [131°03′11″]カーナビの機種によっては目的地に設定することができます。
国土地理院の地図閲覧サービスで緯度と経度を入力すると、地図上に当該地点が表示されます。
登山口の概要
阿蘇烏帽子岳の北側、県道101号線沿い。草千里ヶ浜を経由する阿蘇烏帽子岳の起点。
登山口の地図
登山口の駐車場情報
普通車は一回500円(数年前は410円だったのに・・・)。二輪車は200円。マイクロバス1000円、大型バス2000円。
草千里駐車場も阿蘇山上駐車場も同料金。
8時30分~17時までだが、時間外も駐車は可。
300台以上可。
こことは別に、草千里展望駐車場もある。ここは無料だが、若干距離が延びる。
登山口までのアクセス
マイカーの場合🚙
九州道熊本ICから国道57号、県道298号、県道111号経由で38㎞。約1時間。
(熊本地震や令和2年7月豪雨の影響で通行不可の可能性もある。事前に下調べをしてください)
鉄道・バスの場合🚋
観光地なので豊富な便のバスで来られる。下記サイトを参照
登山口の水場やトイレ情報🚻
登山口は自動販売機や水も豊富。トイレも新しくキレイ。
登山口の携帯電話電波状況📶(※保証できませんが参考程度に)
ドコモ➡3 au➡1 SB➡2~1
(※数字は携帯電話電波アンテナ📶の本数)

登山口がある草千里駐車場は有料ではあるけれど、その分アメニティ(トイレや自販等)が充実している。無料の展望駐車場は空いていない時もあって多少待つことがあるかも。
今回の登山参考資料
登山GPSアプリYAMAP(ヤマップ)情報
登山家ヤマちゃんの阿蘇烏帽子岳&杵島岳登山のYAMAPページへ
YouTube動画
参考文献
📚『分県登山ガイド42 熊本県の山』山と溪谷社
📚『九州の登山口401』西日本新聞社
📚『季刊のぼろnoboro』の各号 西日本新聞社

登山じゃなくても、観光でぜひきてほしい場所。草千里は朝行っても昼行っても夕方いっても、それぞれに素晴らしい景色が待ってるよ!
杵島岳登山コース紹介
杵島岳も阿蘇烏帽子岳も、歩きやすく、初心者のかたにもオススメ。
登山コース地図
Gの小文字【g】のような軌跡となった。到着時が曇りだったため、晴れ待ちで杵島岳を最初に登ることとした。仮に天気が良かったら、阿蘇烏帽子岳から登っていた。
登山コース概要
草千里登山口➡杵島岳(舗装路)➡南の未舗装登山道➡草千里登山口➡半時計回りで阿蘇烏帽子岳➡草千里登山口
※コース詳細は阿蘇烏帽子岳&杵島岳登山のYAMAPページ参照
草千里登山口からまずは杵島岳(きしまだけ)登山口へ
コロナからようやく自粛解除に。しばらく会っていないメンバーや新規メンバーで話が途絶えず。
草千里到着時、阿蘇烏帽子岳はガスがかかっていた。まずは杵島岳を登ることとした。
出発前にトイレを済ませる。女子的には、このトイレの存在がとてつもなく大きい。トイレで登る山が左右される位に最重要事項だ。今回は登山直前に使用できて、且つ、キレイで新しい。
そんな意味で、草千里駐車場は女子からの評価が高い。
杵島岳は、頂上までこのような舗装路だ。
観光地ということもあり、案内板は豊富。杵島岳を目指す。
すぐに杵島岳登山口へ到着。記帳所もある。ここは道路沿いでもあり、分かりやすい。奥に杵島岳が見えているが、ガスがかかっており気がかり。
杵島岳登山口から頂上までは、ずっと舗装路
杵島岳登山口から歩いて最初の分岐。左に曲がる。ここから坂が急となるのでゆっくり歩こう。私たちはここで小休憩し、上着を脱いだり水分補給をして備えた。
晴れ間が出たので、青空を撮ってみた。阿蘇は晴れが似合う。
中盤以降は階段がひたすら続く。杵島岳のみの登山ならスニーカーで事足りる。
舗装路は頂上まで一本道なので、迷わない。待つ方も待たれる方も、見通しが立ちやすい。
後ろを振り返ると、パノラマの景色が広がる。天気は曇ったり晴れたり。
左のピークは杵島岳ではない。往生岳の縦走路の一部。
階段が続くので、列が縦に長くなりやすい。どこで待っておくのか、取り決めをしておくとよい。
まだ阿蘇烏帽子岳にはガスがかかり続けている状態。この後登るので、晴れてほしいと願う。
階段はきついが、時間にしてそんあ長い時間ではない。杵島岳頂上の標識は倒れていたので、急遽立て直した。
杵島岳の山頂
舗装路を往復するのは面白みに欠けるので、南の登山道を利用することにしてしばらく山頂を楽しむ。
阿蘇烏帽子岳を見ると、ガスがほとんど消えている!いい流れだ!
阿蘇中岳を眺めると、噴煙が見事に見える。
ほぼ完全にガスが流れ消えて、阿蘇烏帽子岳の全容が確認できた!次はあの山に登る!
杵島岳から一旦草千里(トイレ休憩のため)へ戻る
下山開始。今回初の未舗装路で、やっと登山らしい道に。
奥には草千里や烏帽子岳が見える。この期間はテンションが上がる。
きつくなくても、つい立ち止まって景色を眺めたくなる場所。
あっという間に下りて、舗装路へ。トイレに行っておきたいメンバーもいたため、一旦元の登山口まで戻る。
東側は常に阿蘇中岳が噴煙をあげている。落ち着いてくれると、阿蘇高岳にも登れるのだが。
草千里を横切って阿蘇烏帽子岳を目指す
ここを今から歩く。観光客も多く、開放的だ。
まず出迎えてくれた観光乗馬用の馬ちゃんたち。とても穏やか。
今から登る阿蘇烏帽子岳を視界に納めながら歩く。小鳥も鳴いて平和そのもの。
正面右の、稜線がややくぼんでいるところが取りつき。そこを目指して草千里を歩く。稜線がピンクであることが目視でわかるため、期待が高まる。
草千里で忘れてはならないのが池。冬はがちがちに凍る。この池も草千里の象徴的な景色の一つ!
山裾は崩落している土の茶色か緑かピンク。
シンプルな色の組み合わせだが、キレイなのは不思議。
稜線歩きでミヤマキリシマを堪能
取りつきに取りついたら、ここからが本格的な山登りとなる。
間違って地獄垂玉へ下りないように注意。
稜線を歩くと、さっそくミヤマキリシマが登場する。ほぼ山頂までずっとある。
まだ蕾も多く、ややピーク前だと思うが、枯れたものがないので一番きれいな時期だと感じた。
九州百名山の一座でもある俵山をバックに、ミヤマキリシマ。
右と左の株で、ミヤマキリシマのピンクの色合いが若干違うのに気づいただろうか?この微妙な色の違いが楽しめるほどに満開だった。
密なミヤマキリシマのピンク。コロナ自粛明けだったので、「密」という言葉を使いたくてしょうがない。ミヤマキリシマは完全に三密状態。これは喜ばしい。
登山以外のカメラマンはこの辺りで太陽待ちをしておられた。私らはひとまずの写真を撮りながら、たまに太陽も待ってみた。
今は曇りでこのピンク。これが太陽に照らされようものなら・・・
太陽がなかなか照らしてくれないので、歩きだして太陽を期待することとした。
ようやく太陽が!!
ミヤマキリシマの蕾は、かなりやる気を感じる。
雲の影がダイナミックに流れいていく。晴れ間も一定しない。
さらに登ることにした。
崩落地。階段が流れている部分も多く、一番注意を払う箇所。気を付けて登ろう。
崩落地だが、振り返ると絶景。太陽もたまに顔を出す。
分岐に出たら右に曲がってすぐで頂上だ。熊本地震以降、崩壊した箇所にロープなどで補助してあり、ありがたく山頂に立てる。
阿蘇烏帽子岳山頂から東側に周回
阿蘇烏帽子岳山頂からは、先ほど登った杵島岳も、登山口の草千里もきれいに見える。これから下山開始。
山頂から東側へ周回しながら下山するが、ここもミヤマキリシマで彩られている。
下りる時も気持ちよく下りられる。足元はガレ場もあるので足元にも注意を。
下山途中で昼食。仲が悪いわけではないが、ソーシャルディスタンスを心掛けた。
この後、15分ほど昼寝タイムを設けた💤
阿蘇中岳とミヤマキリシマもこの時期ならではの組み合わせ。
東斜面でも写真撮影している方がたくさんいました。ここまで下りると、登山者でなくて観光客もいそう。
登山口に近づくにつれて、ミヤマキリシマは減っていく。
今回は一旦道路に出て、道路脇を歩いて登山口まで戻ることとしたが、草千里に下りたほうがよかったかもしれない。
おのずとお礼を言いたくなるような登山だった。記事を見てくださってありがとう。
その他のコース情報(垂玉温泉登山口)
垂玉温泉の山口旅館から200mのところに駐車場があり、そこから登るコースもあったが、熊本地震後、安全に通れるか不明。

熊本は近年、地震や水害が多く、以前は通れた登山道が様変わりしている場合が多々あるよ。本の情報は仕入れつつも、現在通れるのかは確認してから登るようにしよう。
登山後のお楽しみ
温泉・立ち寄り湯情報♨ どんどこ湯
天然温泉かけ流しの「どんどこ湯」は、豊富な湯量だけではなく巨大な溶岩石と自然木を配置した豪快な庭園露天風呂が自慢の温泉施設です。
内湯はあつ湯・ふつう湯・ ぬる湯と、お客様のお好みに応じてご入浴でき、サウナも完備しています。
お食事処では、自家牧場産のお肉を使った焼肉等お楽しみいただけます。どんどこ湯のホームページより引用
入浴料:大人630円、子供320円、※満2歳未満のお子様は無料
時間 :11:00~22:00(最終受付 21:00)
種類 :内湯6(男3、女3)/ 露天風呂4(男2、女2)/ サウナ2(男女別)/ 水風呂2(男女別)
備品 :石鹸・ボディーシャンプー / シャンプー・リンスインシャンプー / ドライヤー

阿蘇ならではの温泉がたくさんあるよ。ただ、地震の影響で温泉が閉まっていることもあるかもしれないから、事前に確認が必要だね。
登る人へアドバイスや注意点

大自然の阿蘇だけに、自然や天気、気象条件に影響を受けやすい。
いざ阿蘇に来たものの登れる状況でなかった、なんてことにならないように事前の情報収集をこころがけよう。
このサイトはその一助になればと思って書いてるよ。
不足している内容があったらコメントで教えてね!
九州山大学オンラインサロンの登山履歴はこちらを参照ください。
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