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宝満山(標高829m)ほうまんざん 福岡県太宰府市

宝満山といえば、九州で一番登られてる山。
さしずめ九州の高尾山的存在!人も多いけど、
それに伴う魅力も満載だよ。
宝満山の概要
見どころ
✅修験道の歴史がある、趣深い山
✅竈門神社は今ブレイク中の『鬼滅の刃』の聖地
✅様々な登山ルートがあり、奥が深い
✅頂上直下にキャンプセンターもあり、一泊登山も可
登山適期
通年可だが、夏は暑いのでルートを考えたい。
宝満山の紅葉は11月中旬~12月初旬が見ごろ
宝満山の水場やトイレ情報
竈門神社にトイレあり。(飲水不明)
竈門神社から出発する正面登山道には徳弘ノ井(水場)がある
キャンプセンターにはトイレあり。水場はそこから歩いて3分以内にあり。
問い合わせ先☎
【山情報】
太宰府市観光経済課観光係
℡092-921-2121
竈門神社
℡092-922-4106
※電話番号をタップすると電話がかかります
宝満山の山の地図
2万5000分ノ1地形図の区分
大船山

歴史ある登山道に加えて、
毀滅の刃ブームも来ている山なんだね。
ますます興味ある山だなぁ。
竈門神社登山口(正面登山口)(第二駐車場 標高148m)
登山口の位置情報(緯度・経度)
[33°31′41″] [130°33′01″]カーナビの機種によっては目的地に設定することができます。
国土地理院の地図閲覧サービスで緯度と経度を入力すると、地図上に当該地点が表示されます。
登山口の概要
登山口がある竈門神社は観光地として既に人気です。昨今では鬼滅の刃ブームも相まって、昼間は観光客でにぎわいます。宝満山や九州自然歩道の起点ともなっている重要な場所です。
恋愛のパワースポット、むすび糸で人気の「竈門神社」
「縁結びの神様」、「方除け」、「厄除」の神様、としてとても人気の神社です。
登山口の地図
登山口の駐車場情報
駐車場は、竈門神社の有料駐車場が100台あります。
駐車料金は、一回400円です。バイクは半額位だったような・・・
登山口までのアクセス
マイカーの場合🚙
- 総じてアクセスは良いです。
- 九州自動車道
- 「太宰府I.C」から約8Km(約25分)
- 「筑紫野I.C」から約7Km(約30分)
都市高速道路2号線
- 「水城I.C」から6km (約25分)
鉄道・バスの場合🚋
竈門神社行のバスや電車は豊富です。
竈門神社へのアクセスに詳しい中山美穂さんのブログを貼っておきます。
登山口の水場やトイレ情報🚻
観光客でにぎわうところなので、水場やトイレには事欠きません。
駐車場横のトイレが便利です。
登山口の携帯電話電波状況📶(※保証できませんが参考程度に)
ドコモ➡3 au➡3 SB➡3
(※数字は携帯電話電波アンテナ📶の本数)
登山口は竈門神社なのでども携帯も電波はありますね!安心。

竈門神社は国内はもちろん、海外の観光客も多いから
トイレ等はかなりレベル高く揃ってますね!
静かに歩きたい人には不向きです。コロナ禍は不向きかな。
今回の登山参考資料
登山GPSアプリYAMAP(ヤマップ)情報
YouTube動画
参考文献
📚『九州百名山地図帳』山と溪谷社
📚『分県登山ガイド39 福岡県の山』山と溪谷社
📚『九州の登山口401』西日本新聞社
📚『季刊のぼろnoboro』の各号 西日本新聞社

宝満山はたくさんのルートがあるので
色んな文献や地図やネットで調べてみると
たくさんの発見があるね!
宝満山の登山コース紹介
登山コース地図(竈門神社登山口からの正面ルート)
今回は竈門神社登山口から登る正面ルートです
登山コース概要
竈門神社登山口➡中宮➡宝満山山頂➡中宮➡愛嶽山➡竈門神社登山口
宝満山のYAMAP記事を参考にしてください。
竈門神社登山口
竈門神社登山口がある竈門神社は、観光名所でもあるので登山客以上に観光客がとにかく多い。その分、交通機関も発達しているし、トイレなども備わっている。まず最初に宝満山を登る人にはオススメのルートとなります。
竈門神社の駐車場横にきれいなトイレが完備。登山口のトイレとしては最高ランクでしょう。女子には安心ですね。ただ、観光客もいるので入れ替わり立ち代わり頻繁に使用される印象です。
竈門神社登山口の駐車場は観光客が中心ではあるものの、登山者にもやさしいです。そして広い。誘導係もいて、迷惑かけないよう案内に従いましょう。
私はXTZ125のオフロードバイクで来たので、すみっこの駐輪場へ。
バイクでも駐輪料金が発生する福岡県、さすが都会だなと思わされます。
そしてさっそく竈門神社境内を通って竈門神社登山道を目指します。
立派な境内と建物です。そしてなにより目を引いたものは、絵馬!
「毀滅の刃」の絵馬がすごい
とにかく鬼滅の刃の絵馬がズラリ!鬼滅の刃の主人公「竈門炭治郎」の苗字や作者が福岡出身ということもあり、宝満山の竈門神社が完全に鬼滅の刃の聖地となっておりました。絵馬の中身は毀滅の刃のキャラクターを描いて一言書くのが主流のようです。一つ一つクオリティの高さに驚かされます。これを見に来るだけでも一見の価値ありですね。
桜が満開な時期でしたが、境内横に石楠花(しゃくなげ)もきれいに咲いてました。
竈門神社登山口から徳弘の井(休憩地)まで
さて、竈門神社を堪能したら、神社を横切って登山道を目指します。一旦道路に出ました。
九州自然歩道の看板がありました。頂上までこのルートを忠実に辿ります。
ここから本格的な登山道となります。何度か林道を横切って標高を上げていきます。
登山道に入ったかと思えばすぐに林道へ出ます。ここを再び左の道の九州自然歩道を辿ります。間違って車道を歩いても結果的に同じ道となります。
遠くに何台か駐車場があるようです。地元の人や通い慣れている人はここに停めるんだろうなと感じつつ登ります。
竈門神社登山道(正面登山道)は写真のような道も多く、すれ違いに気を付けましょう。
再度林道へ出ますが、突っ切ってまた登山道へ入ります。
人気が高い理由がわかるように、雰囲気が良い登山道が続きます。歩きやすいです。
林道終点にでました。最後の駐車場となります。ここまで車で上がってここれると思うと愕然としますが、安全策としては下から登った方が駐車場確保は無難です。早い時間だと、ここまで上がってもよさそう。
随所に九州自然歩道の看板があるので親切な登山道です。現在地を確認しながら登りましょう。
最後の駐車場(林道終点)からはいよいよ本格的な登りとなります。道も石段が荒々しく並んでいます。修験道を彷彿させますね。
途中にある鳥居の桜がキレイでした。趣ある登山道が続きます。
ようやく徳弘の井へ。冷たい水場があります。ここは休憩に適地。
徳弘の井の水場では、勢いよく水が流れています。ここで喉を潤して、さらに容器に入れていくと冷たい水が頂上でも飲めますね。
徳弘の井(休憩地)から中宮まで
徳弘の井を過ぎると、また登りが始まります。と言ってもずっと登りなんですが・・・
ペースを配慮してゆっくり登るよう心がけましょう!
ショートカットのハシゴがあります。ぜひ登りましょう。たまに両手を使うと足が休まりますよ。
中間地点の五合目にある石碑。殺生禁断と書いてあるようで、生き物を殺すのを禁ずることみたいですね。宝満山は山全体が霊山であり、修験の場所でもある宝満山は山そのものが神聖な御神体であるとし、鳥獣や虫を捕ったり殺したりする事を禁じたものとされていたみたいです。
その石碑の横には五合目の標識が!
おそらく皆「まだ五合目?」と落胆するだろう( ´艸`)
五合目には一部開けた場所がある。ここまで景色が全く見えなかったので、なおさら見えたら嬉しく思う場所だ。しばし眺めて精気を養おう。あと半分だ。
そして、いよいよ最大の難関が訪れる・・・
最大の難関、百段ガンギ!「ガンギ」とは階段のことです。 その名の通り百段の階段となっています。疲れが出てくるところにこの難関なので、上は見ずに一段一段進みましょう。
思わず写真を撮って同情を誘いたくなる道です。ここを越えたら楽になる(かも?)と思って進みましょう。
七合目に西院谷には閼伽の井という場所がありました。宝満山の神仏に奉献する清浄な水を閼伽香水と言い、ここから汲まれます。霊泉とのことでしたが、衛生上飲用は不可ですね。
この写真を見て、読みがわかりました。あかのい、と読むんですね。
閼伽の井、飲めません・・・
7合目は開けており、ここも休憩には適地です。日陰も確保しやすいですね。
松尾芭蕉の句碑がありました。「世の人の見付けぬ花や軒の栗」
「世間の人は見向きもされないけれど、軒に咲く栗の花には趣があるものだ。」という意味らしいです。私には理解するまでに至りませんでした・・・。
そしてようやく中宮に到着。
中宮から宝満山山頂まで
竈門神社中宮跡は、歴史的にも要所であり、登山道としても分岐になるので大事なポイントだ。頂上以外で抑えておく場所を一つ挙げるなら間違いなくこの中宮跡だ。それ位大事。
中宮を過ぎると、巨石が目立ち始める。梵字が刻まれている岩も出てきて歴史を感じる。
宝満山八合目だ。頂上まであと300m。気を抜かずに最後まで登ろう。
この正面登山口の良いところは、登れば登るほどに見どころが増す点だ。最初が比較的地味な登りだっただけに、後半は岩がでてきたりロープがでてきたり、飽きない。
岩場に這われたロープ場。こんなところは胸が躍る。さして危険度は低いアトラクションが私は好みだ。本当に危ないところは足が竦んで楽しくない。ここはそんな意味で楽しい道だ。
タイミング悪い事に、下りの団体とはちあわせ。こうなると5分は待機とみておいたほうがいい。待つ時間は長く感じるので自分の休憩だと発想を転換させたいところだ。
袖すり岩は袖が擦ってしまうほどに左右に岩があるところ。実際の岩は写真撮り忘れ。
馬蹄石には何か文字が刻まれている。後半は見どころが多すぎて全てをフォローできていない感を漂わせながら進む。そしていよいよ頂上だ!
宝満山の頂上
山頂にようやく着きました。動画を撮り過ぎて、写真で竈門神社上宮の写真を撮り忘れているという失態。頂上はにぎわってました。
個人的に、このしめ縄がある岩にはあまり登ってほしくないな・・・。バチが当たらないならいいんだけど・・・。
山頂から宝満山キャンプセンターを見下ろしてみました。赤い屋根の建物がそれです。この後、そこも行ってきました。
宝満山山頂からは、様々な方角の景色が楽しめます。崖になっているところもあるので注意して景色を楽しみましょう。
山頂は標識。標高830m。標高差もあるので、登り応えがある山でした。
宝満山山頂からキャンプセンターへ
山頂からキャンプセンターに向かう時にこの鎖場を下ります。宝満山の全コースの中で一番の難所だと思われます。しかし、足場はしっかりしているし、つかむポイントも確保しやすいので、落ち着いて通りましょう。
鎖場を過ぎると、キャンプセンターや若杉山等の三郡山縦走の標識が目立ちます。冬場に行きたいなと思います。鎖場からやや下るとキャンプセンターに着きます。
宝満山キャンプセンター
宝満山キャンプセンターに着きました。ここで昼食にしました。
注意事項はしっかり守ってお互い気持ちよく利用しましょうね。
昼食は「お弁当のヒライ」のおにぎりとから揚げです。熊本を中心に展開している、私の御用達のお店です。
宝満山キャンプセンターのテラス席から見たキャンプセンター敷地です。ここでテントを張って夜を越すのは憧れですね!
逆の角度から撮ってみました。いいですね~
キャンプセンターからの景色は限定的で、西の方面が一部開けているのみです。天気が良い時はここから長崎の普賢岳が見えるそうですよ。
宝満山キャンプセンターのトイレはすぐで、水場は歩いて2分ほどでありました。水量もある程度あり、心配なさそうです。
仏頂山と愛嶽山を経由して下山
仏頂山は標高869mで今日一番の高さです。ここから引き返しました。寄った理由はキャンプセンターからほど近い場所にあったことと、ピークハントしとこうと思った次第です。
仏頂山から一旦キャンプセンターに戻り、新設な看板を頼りにここから竈門神社へ下山します。
中宮から愛嶽山経由で下山しました。
下山中は様々な看板があって、親切ですね。
鳥追峠まであと少し。けっこう看板見てもどちらに行こうか迷います(^^;)
鳥追峠の標識。正直、コースが多すぎてなかなか把握できていません。愛嶽山をひたすら目指しました。
愛嶽山の山頂標識って無いんですか?わからなかったので、近くの写真だけ撮って竈門神社を目指します。
神社に戻ってきました。鳥居と桜ってなんでこうも合うんでしょうね。
荷物を整理して、積みこんで、ロープで巻き付けて、帰ります!お疲れ様でした。
その他のコース情報

個人的には正面登山口はあまりにメジャーすぎて、人も多すぎて。
他のコースは沢や氷瀑や縦走や、季節に合わせて色んな楽しめ方ができるので、登り次第載せまよ。(まだない)
登山後のお楽しみ
都久志の湯♨
宝満山を登った後は、何も無意識に都久志の湯(つくしのゆ)。
竈門神社から、かなり近い。
平日 | 土日祝 | |
---|---|---|
大浴場 (入館料) |
600円 | 700円 |
家族風呂 | 大人2名(1時間)・・・2,500円 | 大人2名(1時間) 1番〜6番・・・2,800円 7番・8番・・・3,200円 |
大人1名につき600円×人数 子供※11名につき300円×人数 |
大人1名につき700円×人数 子供※11名につき300円×人数 |
- 営業時間
- 平 日16:00~24:00
土日祝11:00~24:00
家族風呂最終受付は24:00となります。

竈門神社から近くてすぐに汗を流せるのは嬉しい限り。
他にも観光や温泉でオススメの場所があったら教えてね!
登る人へアドバイスや注意点
✅最初はぜひ正面登山口から登ってメイン通りを抑えよう
✅登山口やキャンプセンターに水場やトイレあり
✅下調べすると、歴史や史跡とつながりやすいよ
✅竈門神社にある「毀滅の刃」の絵馬は、話を知らない人でも楽しめるよ

九州で一番登られている宝満山の正面登山口。
竈門神社やキャンプセンターにはぜひ立ち寄って
いろんな宝満山を堪能してほしいですよ!
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